少量多品種生産の自動化を成功させるポイントとは?ロボットを固定しないという新しい選択肢
- 10 時間前
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「少量多品種だから自動化は難しい」
製造業の現場でよく聞かれる言葉です。
確かに、大量生産を前提とした自動化は、少量多品種生産との相性が良いとは言えません。製品が頻繁に変わり、生産計画も日々変動するため、専用機や固定化された自動化設備では投資対効果が出にくいケースもあります。
特に加工機など特定の品種に特化した機械周辺の自動化では、設備ごとにロボットを設置した結果
自動化対象品目が限られる
段取り替えが多い
生産計画によって稼働設備が変わる
ロボットが待機している時間が長い
この様な課題が発生しがちです。
少量多品種生産の自動化で重要なのは、ただロボットを導入するのではなく、「いかにロボットを遊ばせないか」を考えることです。
そこでBridg3事業部がご提案するのは、ロボットを特定設備に固定せず、生産計画に合わせて移動・共有するフレキシブルな運用方法です。
ロボットを日替わりで移動運用
その発想を可能にするのが、RoboSyncです。
例えば、
月曜日:マシニングセンタA
火曜日:NC旋盤B
水曜日:マシニングセンタA
木曜日:NC旋盤B
金曜日:NC旋盤B
といった形で、生産計画に応じてロボットを運用することもできます。
ロボット1台を複数設備で共有することで、ロボットの実稼働時間を大幅に向上できます。
少量多品種の自動化で活きる「ロボット共有」
RoboSyncでは、特定設備専用のロボットではなく、複数の設備で共有できるロボット運用を実現します。
実際の事例
TCN-2100L6 (TAKISAWA)とNBV-5-10A(不二越)の2台で、RoboSync1台を使いまわすプランです。
それぞれの加工機において日替わりで加工が発生するため、RoboSyncも日替わりで場所を替えて運用します。


このような柔軟な運用を前提にロボットを導入すれば、初期投資を抑えながら自動化を推進でき、設備投資の価値を最大化できます。
また少量多品種生産の現場では、同一メーカーの設備だけでラインが構成されているケースは少なく、多くの場合は複数メーカーの設備が混在しています。RoboSyncは特定メーカー専用ではなく、さまざまなメーカーの設備で活用できることも大きな特長です。
加工機以外にも活用可能
活用範囲は加工機周辺だけではありません。
測定機へのワーク搬送
三次元測定機や画像測定機などの前工程・後工程でロボットを活用できます。
検査が集中する期間だけ測定機前に配置したり、複数の測定器前で運用することも可能です。
洗浄工程
部品洗浄装置への投入・取り出し作業は単純作業の代表例です。
人手で行っていた搬送作業をロボット化し、工程間の自動化を進められます。
刻印・マーキング工程
レーザーマーカーや刻印機へのワーク供給にも活用できます。
都度加工量が変動する工程だからこそ、専用ロボットではなく共有ロボットのメリットが活きます。
外観検査工程
カメラ検査装置へのワーク搬送や位置決め作業にも適用可能です。
単独の検査工程だけにロボットを固定する必要はなく、他検査と共有することもできます。
梱包・箱詰め工程
出荷量に応じて梱包工程へ移動させることで、繁忙期だけ自動化ラインとして活用することもできます。
「1設備1ロボット」の時代から、「1台を使い倒す」時代へ
従来の自動化は、設備ごとに専用システムを構築する考え方が中心でした。
しかし、少量多品種生産や変動生産が当たり前になった現在では、固定型自動化だけでは投資対効果を最大化できない場面が増えています。
これからの自動化は、
「ロボットを導入する」で終わるのではなく、「ロボットを必要な場所で使い倒す」
という発想が重要です。
ロボット1台を複数設備で活用することで、
ロボット稼働率向上
初期投資削減
生産変動への対応力向上
自動化範囲の拡大
を実現できます。
加工機だけでなく、測定機、洗浄機、検査装置、マーキング装置など幅広い設備に適用できるため、「まずは1台から始める自動化」の選択肢としても有効です。
次々と専用システムの台数を増やす前に、まずは既存設備の稼働率を最大化するためのロボット活用を検討してみてはいかがでしょうか。




